読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

辺境×日記

ごく個人的に思う事を書く

英語の通じない日本はすばらしい

英語 旅行

先日、英語教育を強化すべきというエントリーを書いたのですが、今日はその逆の話。

bearcub.hatenablog.com

今日、晩ご飯を「いきなり!ステーキ浅草店」で食べたんですよ。

f:id:bearcub:20170412205924j:plain

そしたら、僕の背後で、欧州人とおぼしきおじさん二人組と店員のやりとり

おじさん:「Bill! Bill! (お会計!お会計!)」

店員:「ビール?ビール?、、レギュラーでいい?」

おじさん:「Water! Water! (いや、飲み物は水でいいよ!)」

店員:「じゃ、失礼します。」コポコポコポ、、(水追加)

 ああ、この欧州人のおじさんたち、、ここで英語が通じなくて、永遠に水飲んでるパターンだ。。。

 

でも、僕はこういう状況は嫌いではない。

旅行先で言葉が通じなくて多少の苦労をするのは、いい旅の思い出になるから。

 

そしたらなんとおじさんが、スマホで調べたのか、

おじさん:「オカイケーヲ、オーネガーイ、シマース!」

と中くらいの声で話し始めたのだ。やるな!!

しかし、店員はすでに遠くでレジ打ちとかで聞こえない状況。。

その中くらいの声は、あちこちのテーブルからのジュージュー音でかき消され。。。

 

3度くらい「オカイケーヲ、、」を繰り返しただろうか。

さすがにちょっとかわいそうになって、かつ、僕の愛する「いきなり!ステーキ」の世界的な評判が下がるのもしゃくだし。

しょうがないので、僕がお会計に行くついでに、彼らのテーブルを見ると、案の定すでにお会計の紙は置いてある。

(彼らのお皿でちょっと見づらい位置に。)

 

彼らも色々試行錯誤したことだろうから、もういいよねと思い、その紙がお会計であることを教えてから店を出ました。

去り際におじさんが

おじさん:「グラッツェ!」

と言ってたので、イタリア人?たぶん。(欧州言語はよくわからない。。。)

 

よく思うのだが、日本の観光地は最近中国語一色である。

中国人観光客のために、中国語の案内を完備し、ひどいと中国人店員を配置するほどだ。

でも、あれは中国人観光客には評判が悪い面もあると聞いている。

「どこに行っても中国語の看板、店員さえも中国人なので、中国旅行と変わらない。」

のだそうだ。

 

そりゃそうだろう。

日本人がホノルルに行って、免税店で日本人店員と日本語で話をして、つまらなく思うのと同じである。

 

そう考えると、観光地としての日本は、所々で日本語しか通じないくらいがちょうどいいのだと思う。

 

インドの辺境に行くと、良くてヒンディー語までしか通じない場面が多々ある。

↓インドの辺境の例(地図で言うとここらへん

f:id:bearcub:20170411155655j:plain

ヒンディー語は発音が英語よりは難しいし、語彙もなじみが無いので大変なのだが、それでもヒンディー語でやりとりができると非常にうれしいものである。

「よし、日本に帰ったらもっとヒンディー語勉強しよ」

と思うものだ。(でもそれも半年ほどしか続かないけど)

 

言葉の壁は、旅行の際には「異国情緒」という面で魅力的なポイントの一つである。

 路頭に迷ったりしてはいけないが、多少困るぐらいでちょうどいいのだ。

 

僕らも、たとえ英語ができなくても、身振り手振りで教えてあげると、とんでもなく喜ばれるものである。

Quoraとかでよく話題になっているのは、

「日本人は親切だ。だって道を聞くと、一緒についてきて案内してくれるんだ。」

という意見だ。

僕らからすると、これは「英語で道を説明するのがつらいから、、、。」というのが実態なのだけど、でも、これは観光客に大受けである。

この言葉の壁こそ日本の観光資源の一つに挙げていい美点だと思う。

 

最近は、日本語で話すと英語音声にしてくれる機械翻訳バイスが実用化されつつある。

そのうち日本の観光地のあちこちで使われるようになると思うけど、なんとかそんな無粋な事態を阻止できないものだろうか。

 

日本の観光地でこそ、「日本語しか通じない状況」をある程度は大切に保全していけないかと思う事しきりである。

 

↓(参考)先日の記事。

bearcub.hatenablog.com